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2026.08.20 UPDATE
空室対策は何が効く?家賃を下げずに空室が埋まった実例で見る
空室対策で成果が出た事例に共通するのは、「家賃を下げる」のではなく「共用部に体験価値を足した」ことです。 立地や築年数を変えられなくても、内見者の反応が変わることで空室は動きます。この記事では、共用部をマンガラウンジに転用して空室が埋まった実際の事例を、規模・立地の異なる3タイプで比較します。
家賃を下げずに空室が埋まった3つの事例
| 事例 | 物件タイプ・規模 | 立地 | 打ち手 | 結果(家賃は据え置き) |
|---|---|---|---|---|
| A:築古の小規模賃貸 | 学生・単身向け/14戸・築約28年 | 郊外(駅から遠い) | 空室1室を約4,000冊のマンガラウンジに転用 | 5戸入居(入居率35.7%)→ 賃貸可能な13戸がほぼ満室に |
| B:元社宅の再生 | 単身者向け/全60室 | 地方都市 | 社宅時代の広い共用部をコミックラウンジに転用 | ゼロ入居から約1年半で全60室が入居・高い定着率 |
| C:大学前の学生寮 | 学生寮/約500室 | 大学前 | マンガ約5,500冊の大規模ラウンジ | 入居者から月20タイトル以上のリクエスト・保護者の安心につながる |
いずれも家賃・募集条件・管理会社・立地は変えていません。変えたのは共用部の使い方だけです。
事例A:築古・駅から遠い物件(愛知)
築約28年・14戸で、導入前は5戸のみ入居(入居率35.7%)。空室1室を約4,000冊のマンガラウンジに転用したところ、導入(2023年11月)から約4か月後には賃貸可能な13戸がほぼ満室になりました。マンガ設置そのものが満室の直接原因と断定はできませんが、内見での印象向上と差別化が入居の後押しにつながった事例です。物件の詳細・現在の募集状況は、募集ページ フローラルコート美浜 をご覧ください。
事例B:ゼロ入居の元社宅を再生(千葉)
大手企業の社員寮だった全60室の建物を、単身者向け賃貸として再出発させたケースです。全室空室のゼロ入居からスタートし、社宅時代の広い共用スペースをそのままコミックラウンジに転用。約1年半をかけて全60室が入居し、退去が出てもすぐ次が決まる定着率の高さが特徴になりました。共用ノートを通じて入居者同士の交流が生まれ、単身者向け物件の課題である「孤独」の解消が定着に寄与しています。
事例C:大学前の大規模学生寮(九州)
約500室の学生寮に、マンガ約5,500冊のラウンジを設置。入居者から月20タイトル以上のリクエストが寄せられ、入居者自身が棚を育てる状態になっています。学生寮では入居の意思決定に保護者が深く関わりますが、「ここなら勉強の合間に息抜きもできそう」「安心です」という保護者の声が、選ばれる理由につながっています。
なぜ「家賃据え置き」で空室が埋まるのか
3事例に共通するのは、条件では負けていても体験では勝てるという構図です。
- 値下げは引き算、付加価値は足し算:家賃を下げると毎月の収入と物件評価額が下がり続けます。共用部の体験価値は、内見者の目の前で見せられる「足し算」です。
- 仲介が紹介したくなる理由になる:「駅から遠い物件」ではなく「マンガが数千冊読める物件」として案内でき、紹介の口実が生まれます。
- 内見者の行動が変わる:共用ラウンジへ案内した瞬間の「これ全部読めるんですか」という反応が、申込みの後押しになります。
効果が出るまでの期間の目安
事例Aでは導入から約4か月で満室に達しました。内見のタイミングや繁忙期に左右されるため一概には言えませんが、内見時の反応の変化は導入直後から現れやすいのが特徴です。空室が動くまでの期間は、募集チャネルの見直しとあわせて設計します。
注意点(正直にお伝えすること)
- すべての空室がマンガで埋まるわけではありません。抑えられない退去(転勤・卒業など)は残ります。
- 効果が出やすいのは、共用スペースがあり滞在体験が入居判断に効く物件(学生・単身・社宅・シェア型など)です。
- 数値は導入物件での実績であり、成果を保証するものではありません。物件条件に応じた設計が前提です。
よくある質問(FAQ)
Q. 築古・駅から遠い物件でも効果はありますか?
A. 事例A・Bはいずれも駅から遠い、または築古・地方の物件です。立地や築年数の弱点を、共用部の体験価値で補える点がマンガラウンジの特徴です。
Q. 家賃を下げずに本当に埋まりますか?
A. 紹介した事例はいずれも家賃を据え置いたまま入居率が改善しています。値下げの前に、共用部で差別化できないかを検討する価値があります。
Q. 効果はどのくらいで出ますか?
A. 事例Aでは約4か月で満室になりました。内見時の反応の変化は導入直後から現れやすい一方、空室が実際に埋まる期間は繁忙期や募集条件にも左右されます。
Q. どんな物件で導入されていますか?
A. 学生マンション・単身者向けアパート・社員寮・シェア型住宅など、共用スペースを活かせる物件が中心です。物件タイプ別の差別化は 入居者に選ばれる物件のつくり方 もご覧ください。
監修
株式会社ハイドマネジメント 代表取締役 遠藤秀樹
全国1,000施設以上のマンガラウンジ・コミックコーナー導入に携わる。賃貸住宅、社員寮、温浴施設、ホテルなどの共用空間活用を支援。『家賃下げるの待った! マンガで空室を埋める漫室経営術』著者。
お見積り・導入のご相談は manga-apartment.com へお問い合わせください。